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院長ブログ


成人矯正治療の方法・選択肢について

こんにちは。さいとう歯科クリニック院長の齋藤です。
暑さも一段落し、少し過ごしやすい日が増えてきましたね。いよいよ秋到来といった感じでしょうか?
前回のブログに引き続いて、今回は成人矯正治療の具体的な治療方法について説明をしていこうと思います。大きく分けると、2種類の治療方法があります。
①マウスピース矯正

「アライナー矯正」という呼び方をされることもありますし、有名なものとして「インビザライン」などが挙げられますが、透明なマウスピースを装着することで歯を移動させる治療法です。長所・短所を以下に記します。
【長所】
・透明なマウスピースを装着するだけなので、審美性に優れる=矯正治療をしていることを他人に気付かれにくい
・後述するマルチブラケット装着によるワイヤー矯正と比較すると、日頃のブラッシングなどの口腔衛生管理はし易い
【短所】
・目安として1日20時間以上のマウスピース装着が求められる。言い換えると、装着時間が短ければ歯の移動(矯正治療の目的)が達成されにくい
・適応症例が限られる=症例によっては、マウスピース矯正では理想的な歯列・咬合状態を獲得することが困難であることがある
②マルチブラケット装着によるワイヤー矯正

各歯にブラケットと呼ばれる装置を接着し、ワイヤーを装着することで歯の移動を促す治療法です。
【長所】
・マウスピース矯正では難しいような症例でも対応可能なケースが多くある=幅広く対応が可能
・下の写真のように、ブラケット・ワイヤーに関しても、審美性に優れたものも選択可能

【短所】
・マウスピース矯正と比較すると、審美性には劣る
・ブラケット及びワイヤーを装着している状態は、セルフケア(日頃のブラッシングなど)がしづらい
大きく分けると、上述したように「マウスピース矯正」「マルチブラケットによるワイヤー矯正」の2種類があります。さいとう歯科クリニックでは、そのどちらの治療法にも対応可能です。
しかしながら、当院なりの考え方・こだわりというものがあり、症例数としては後者の「マルチブラケットによるワイヤー矯正」を治療法として選択することが多いですし、2つの治療法を併用するような症例もあります。※当院の矯正治療専用サイト参照→https://shika-saito.com/orthodontics/
いかがでしたでしょうか?
マウスピース矯正、マルチブラケットによるワイヤー矯正、どちらも長所・短所があります。また、この2つの治療法から選択可能な場合もあれば、症例によってはどちらか一方をより選択すべき状況というのも存在します。
矯正治療をご検討の際は、まずはお気軽にご相談ください。次回のブログでは成人矯正治療にかかる期間や治療費に関してご説明させていただきます。