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院長ブログ
治療の質を上げるために~マイクロスコープの活用~
こんにちは。さいとう歯科クリニック院長の齋藤です。11月に入り、朝晩を中心に、少しずつ寒さを感じる日も増えてきましたね。とは言いながらも、昨日は日中かなり暑くて、診療室内は一時冷房がついていましたが。
さて、前回に引き続いて『治療の質を上げるために』というテーマでブログを書かせていただいていますが、今回はその中でも歯科用顕微鏡=マイクロスコープに関して取り上げていきたいと思います。

歯科用マイクロスコープは、肉眼の最大約20倍まで視野を拡大することができる歯科専用の手術用顕微鏡です。
本来であれば小さい対象物を、高倍率で見ることができるため、「悪い部分を選択的に除去することができる」「肉眼ではわからないような小さな異常を発見することができる」などのメリットがあり、こういったメリットを最大限活かすことで、治療の質の大幅な向上が見込めます。

例えばこちらの画像。実際に当院で行われた外科的な歯科治療時に撮影されたものです。輪切りにされた歯根の断面に、よ~く観察すると、亀裂が入っていることがわかります。※下の写真の黄色枠で囲まれた部分

これは、肉眼では決してわからないものになります。しかしながら、亀裂=歯根破折を見落としてしまえば、その後の歯の経過や治療計画に大きな影響を与えてしまいます。確かに、マイクロスコープはただ「よく見えるだけ」ですが、その「よく見えるだけ」でも歯科治療に与える影響が大きいと言えます
以前は導入率が数パーセントと言われていた歯科用マイクロスコープも、今は新規開業時に導入する歯科医院も多く、だいぶ導入率が増えてきている印象です。「全ての歯科治療をマイクロスコープの拡大視野下で行う」と謳っている歯科医院もあるくらいです。
さいとう歯科クリニックでは、必要に応じてマイクロスコープを使用していますが、全ての診療で使用しているわけではありません。通常は5~10倍程度まで視野を拡大することができる歯科用のルーペを装着・使用することで十分であることが多く、更に高倍率で見たい時にマイクロスコープを使用するといった使い分けをしています。
結局は前述したように、「ただ大きく見えるだけ」です。
見えた対象物に対して、どういう処置ができるのか?=治療技術、どう診断するのか?=診断力の方が重要であることは言うまでもありません。日々前進あるのみ、ということですね!
さて、今回はここまで。4回にわたり『治療の質を上げるために』というテーマでお送りしてきました。
「ラバーダム防湿」「シリコーン印象」「CT撮影」そして「マイクロスコープ」
全て現代の歯科治療において、重要な役割を果たしているものです。しかしながら、結局はそれを扱う人の手が重要であることは不変の事実です。さいとう歯科クリニックでは、今後も歯科治療の質を向上させるために、努力し続けていきたいと考えています。では!