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院長ブログ

治療の質を上げるために~CT撮影~

こんにちは。さいとう歯科クリニック院長の齋藤です。

シルバーウィークが終わりましたね。雨の日が多い長期休みになってしまいました・・・。千葉や神奈川では、今回の台風、大雨の影響で また大きな被害が出たようです。自然災害・天災に対しては、我々人間は無力であるとは言いますが、ここまで年間に何度も大雨による被害が続くとなると、そうも言っていられないと思います。排水機能や止水機能など、対策を講じていくことが重要です。

さて、前回に引き続きまして、『治療の質を上げるために』というテーマでブログを書かせていただきますが、今回はCT撮影に関する内容です。

CTとは、エックス線を使って身体の断面(輪切り画像)を撮影し、身体の中の様子を立体的に(3Dで)把握する、コンピューター断層撮影(computed tomography)のことです。

例えばこちらのレントゲン画像。二等分法で撮影された、いわゆる普通のデンタルエックス線画像になりますが、写真の黄色の〇で囲った領域にうっすらと透過像=影を認めます。ただし、一般の方や患者さんに この透過像=影の部分を説明させていただいても、「まぁ言われてみれば ちょっと黒く見えるような気もするけれど・・・」という反応が返ってくることがほとんどです。

続いて、同じ歯のCT画像です。これを見ると一目瞭然。歯の根の先に透過像=影があることがわかります。そして、病変の大きさや範囲などに関しても、2Dのレントゲン画像とは比較にならないほど多くの情報が読み取れます。

このように、CT撮影を行うことで「病変の有無」「病変の大きさや範囲」「歯の形態やその詳細」など、通常のレントゲン撮影では得られないような情報を得ることができるという大きなメリットがあり、その情報量の多さが、治療の質をグンと上げてくれるのは間違いありません。

しかしながら、CT撮影は通常のレントゲン撮影(デンタルエックス線写真やパノラマレントゲン写真)と比較すると、撮影による放射線被ばく量が多いというデメリットがあります。もちろん、1日に何回も撮影するor短期間に何度も同じ部位に対して撮影するなど、極端な撮影をしなければ問題は起こらないとされています。

これはCTをはじめとするレントゲン撮影だけに限った話ではありませんが、「検査というのは、闇雲に行うものではなく 検査して得られる情報、それによるメリットが、付随するデメリットを上回ると思われる場合にのみ行われるべき」です。CT撮影を1回行うことで、確かに通常のレントゲン撮影と比較すると、放射線被ばく量が多いというデメリットが考えられます。しかしながら、1回撮影することで得られる多くの情報は、後に控える歯科治療の質を大きく向上させてくれる可能性が高く、さいとう歯科クリニックにおいては、「インプラント治療」や「根管治療」において、特にCT撮影を積極的に活用しています。

今回は「CT撮影」について、お話をさせていただきました。次回は「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」についてご紹介していきたいと思います。