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院長ブログ
協力して進める矯正治療②~プレオルソ~
前回のブログから期間が空いてしまいましたが・・・。
今回はプレオルソの使用目的や適応に関して書いていこうと思います。
プレオルソは「機能的マウスピース型矯正装置」と言われるように、単に歯の並びを整えるという目的で使用するわけではなく、身体的に成長過程にある小児期に、お口まわりの筋肉のバランスを整えることで、適切にお口まわりの成長を促し、大人の歯が生えてくる土台づくりを行うという点にその目的があります。
以下、プレオルソの特徴を記します。
①ワイヤーや硬い素材を使用した矯正装置ではなく軟らかいので、装着時の痛みが非常に少ない
②装着は「睡眠時+日中1時間のみ」学校など外出時には着けなくてOK
③歯並びそのものにアプローチするわけではなく、お口まわりの筋肉のバランスを根本から整えてくれるので、治療後の後戻りが少ない
④3,4歳の比較的低年齢児から使用可能
⑤口呼吸などが改善されると、姿勢や免疫など全身にも良い影響が期待できる
このように多くのメリットが期待できるプレオルソですが、やはり患者さんの協力があってこそ!という点では、他の矯正装置と何ら変わりません。
つまり、「装着しなければ(装着時間が短ければ)、効果が期待できない」ということ。
次回はプレオルソを装着するのと併せて行うと、更にお口まわりの筋肉のバランスを整えることが期待できるMFT(口腔筋機能療法)について、当院の取り組みについてもご紹介します。